■ 母親の半数近くは低年齢の娘にHPVワクチンを受けさせたがらない
米国疾病管理予防センター(CDC)は、11-12歳の女児にヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン接種を勧めているが、13歳未満の娘にワクチン接種を希望する母親は半数に過ぎないとの研究結果が、米ホノルルで開かれた米国小児学会(PAS)年次集会で報告された。
米国では毎年、約1万人が新たに子宮頸癌(がん)と診断され、約4,000人が同癌で死亡しており、性交渉によって感染するHPVはこの疾患の主な原因となっている。13歳未満の女児の大多数はまだ性経験がなく、HPVに曝露されていないことから、HPVワクチンによる予防効果が最も高いと言われている。
米シンシナティ小児病院医療センター(オハイオ州)小児科准教授のJessica Kahn博士らによる今回の研究は、2006年に最初のHPVワクチンGardasil(ガーダシル、日本では未承認)が米国食品医薬品局(FDA)に承認されて以来、初めての全国的な調査であり、ワクチンに対する親の姿勢を調べたのも今回が初めて。
続き→
http://www.e-expo.net/world/2008/05/hpv_1.html
*ヒトパピローマウイルス
ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)はパポーバウイルス科に属するウイルスの一つ。
近年、子宮頸がんの原因がヒトパピローマウイルスの性行為感染であることがわかってきており、これを用いた子宮頸がん予防ワクチンが開発されている。米国で行われた臨床試験においては、HPVに感染していない女性を対象にした大規模臨床試験では80%近い予防効果があったと報告されている。
・米国メルク社:尖圭コンジローマと子宮頸癌の原因ウイルスであるHPV6 ,11, 16, 18型のワクチン「商品名GARDASIL(ガーダシル)」が開発され、2006年6月にアメリカ食品医薬品局で承認。
・日本では2007年9月にグラクソ・スミスクライン社がCervarixの承認を申請し、次いで2007年12月に万有製薬(メルク社100%子会社)がGARDASILの承認を申請した。
・日本では現時点で未承認(未認可)ワクチンであるため、流通は禁じられているが、医師による個人輸入で接種可能である。個人輸入を取り扱っている医療機関に申し込むことにより、合法的に受けることができる。
参考)Wikipedia「ヒトパピローマウイルス」
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